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    #005 ひきこもり ①-こわれたバット

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               こわされたバット
                  <ひきこもりの間に、こわれたバット>

    ひきこもり ①-こわれたバット (Jr.H) ・・・・2008/12/29

    二階からの音!  静かな夜に!  大きな音が!  近所にも響いた!
     ” ボ~ン ” ・ ・ ・ ” ガチャ~ン ” ・ ・ ・ ” ガチャ~ン ” ・ ・ ・

     夜の10時頃だ。 近所のお年寄りはもう寝ておられる時刻だ。
    一階にいた私たち夫婦は、「何だ!」と言うや否や、階段を駆け上がっていた。

     新築の時、「家族で隠し事はいけない」と言う建築屋さんの言葉通り、ドアに鍵はつけなかった。
    そのドアが開かない。 鍵を掛けている。

     「オイ 開けろ! なにがあったんだ!」  大きな声に、すぐ反応した。
    開けたドアの向こう。  予想さえもしてない状況!

    言葉が出ない。 ・ ・ ・ ・

     ガラスの破片が散乱!  ブラウン管がグチャグチャ!  見るも無残なテレビ!
    外装は赤色のプラスチック。  プラスチックが散乱。


     息子の、やり場の無いモヤモヤが、一気に爆発したのだ。
    ランニングホームランも打った、小学生の時からの愛用のバット。


    そのバットでテレビを思い切り殴ったのだ。 (この時点では、未だ原形をとどめておりました。)

     「お前は、何をしてるんだ・・・!」 ・・・・「掃除機を持ってきて掃除をしろ!」
    この何日間の息子の状況が分かるだけに、それだけ言うのが精一杯でした。

     古くなったテレビであったが、ついに行動に表れた。
    この所死んだような状態を知っているだけに、それ以上の言葉は出なかった。

     妻の前では、「あの、アホが!」とは言っても、「このまま一生 部屋にひきこもる様なこともあるまい。
    原因も分かっていることだし、黙って様子をみてやろうや」 と毎日同じことの繰り返しである。

     だが、このままで良い訳が無く、打開策の無い状態に妻も私もイラ立っていることも事実。
    4歳違いの兄貴のほうはいたって冷静。 そのうち出てくるよ! と。

    不登校・引きこもり が2週間程過ぎた頃、女の子がノートを持ってやって来た。
    町内の、息子と同じクラスの女の子である。

     授業の進度具合(日付と、教科書のページ数)と、クラスの子のメッセージ入り ノート。
    ノートとは別に、先生も数日おきに様子を見にやって来られる。

     若い先生なのに、ノートといい、なかなか やるじゃん !
    しかし、皆の温かい気持ちとは裏腹に、息子は更にエスカレートしていく!


     数日後、隣の人と道でばったり。 「この間の夜、大きな音がしましたが。何かありました?」



     次回は、1994年5月-中学1年-ひきこもり ②-壁に書かれた-バカ・・死ね! です。




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    #004 不登校 ③-部活-へたくそ

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               136-バット
                  <ひきこもりの間に、こわれたバット>

    不登校 ③-部活(クラブ活動)-へたくそ (Jr.H)

     ただ、部活の時に、「へたくそ へたくそ ・ ・ ・ 」 と言った生徒がいることが分かりました。 同級生ですが、他のクラスです。  生徒には注意しておきました。 と 中学校1年生担任の先生の言葉。
     それだけ言うと、急いで息子の部屋へ入られた。

                ・
                ・
                ・
                ・         

     オイオイ、それは ” いじめ ” だろう ・ ・ 。
    言った人間より、受け取る側がそう感じたなら、それは” いじめ ”だろう。

    いろいろ悩んだあげく、サッカークラブへ入ったとのこと。 そこで事態が起きたのである。

     この地に来る前の小学時代4年間は、ソフトボールチームで、頑張っていた。
    決して上手い方ではなかったが、足は速かった。
     
     中学校入学と同時に引越して来たので、友達はひとりもいなかった。
    地元の仲間のいる人間から、” へたくそ ”と言われると、へこむ だろう。

                ・
                ・
                ・
                ・
     
     1時間程して、降りてこられた。
    「まだ中学校へ行ける状態ではないらしいので、様子を見ましょう」 と言い残し帰られた。

     やっぱり、” いじめ ” か!
    親として、何を、どう対応すればいいのだろう!  家内と話すが結論は出ない。

     とにかく息子と話そう。 それから対応を考えようと息子の部屋へ行く。
    フトンを被っている。

    「オイ、起きろ、ちょっと話をしよう!」 ・ ・ ・

     同じ言葉を、2~3度繰り返す。  やっとフトンが動く。 ゆっくりと。
    顔は親の反対側を向いたまま、ゆっくり起き上がる。

     ン ~ !   何かおかしいぞ! ・ ・ ・ 高齢者の動きだ。
    動きが鈍い。 動きが遅い。

     顔は依然として親の反対側を向いたままだ。
    「オイ、こっちを向けよ」 の小生の言葉に、ゆっくりとこちらを向く。

     アッ!! ・ ・ ・
     
     まるで能面の顔だ!   壁の一点を見ている。 焦点が合っているのか、いないのか。
    おかしい! イヤ 何かおかしい!

      ・ ・ ・ ・ ・ !  ・ ・ ・ ・ ・ !

    先生が、部活のこと言われたが本当か ? ・ ・ ・ ・

      ・ ・ ・ ・ ・ 無言!

    お前、どうしようと思っているんだ ? ・ ・ ・ ・ ・ ・

      ・ ・ ・ ・ ・ 無言!

      ・ ・ ・ ・ ・ 無言!

    何を言っても、何を聞いても無言だ!
    <何か言えば、友達をチクルことになる。友達のことは言いたくなかったと。 ・・・元気になってからの談>

     貝になった息子に、次から次へ親の質問が飛ぶ!
    息子を無視し、親の思いが先行する !

     クソッ~、息子に「へたくそ」と言った生徒はどいつだ! 部活の誰だ!
    分からない相手に無性に腹が立つ!

      ・ ・ ・ 相変わらず ・ ・ ・ 息子 ・ ・ ・ 無言!

      ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

    これ以上言えば、しゃべれば、ここにいれば、今度は親が息子を追い詰める。

     何か分からぬものに無性に腹が立つ、興奮している、血圧が上がっている。
    目の前の息子が可愛そうでならない! 「チクショウ!」
     
     可愛そうで・・・可愛そうで・・・!!

     何を言おうか、次の言葉を捜している自分がいる。
    日々の状況を見ている家内は、下を向いたまま終始無言のままだ。

    無言の状態が続いた中で、やっと言葉が見つかった。

     「分かった、元気になるまで、休んでいろ!」 息子にとって救いだったか否か!
    優しく言ったつもりであるが!

    目の前にいる親が、部屋を出て行ってくれて、ホッとしたことであろう。

     目が死んでいた。 
    魚の腐った目をしている とか 鯖(さば)の腐った目をしているとか言うが、全くその通りだ。
     
     ● 目の玉が動かない。

     ● 覇気(はき)がない。

     ● 無表情だ。

     ● 目の玉が腐っている。
     
     ● 生きてる屍(しかばね)だ。


     親として、何がしてやれる?
    笑顔のいい、元気に飛び回っていた頃の息子は何処にいったのか?

     しかし、あの息子の状態からの夫婦の結論は、すぐ出た。
    追い討ちをかけぬよう、黙って休ませて様子を見よう」 と。

     
     だが、その夜10時頃だった。 息子が反撃に出た。
    いじめの、部活の 、それまでのうっぷんを晴らすかの様に!

    二階からの音!  静かな夜に!  大きな音が!  近所にも響いた!

     ” ボ~ン ” ・ ・ ・ ” ガチャ~ン ” ・ ・ ・


     次回は、1994年5月-中学1年-ひきこもり ①-こわれたバット です。




    #003 不登校 ②-いじめ

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               こわされたバット
                  <ひきこもりの間に、こわれたバット>

    不登校 ②-いじめ (Jr.H)

     自営をやってる我が家に、
    担任の男の先生がやってこられたのは、四日目の夕方だった。

     30歳前後の爽やかな先生だ。 今までの状況を話す。

     いきなり、息子の部屋に入らせて欲しいと言われる。
    一瞬、息子の部屋が頭の中で爆発する。

     昨日、部屋に入った時、足の踏み場が無かったのである。
    着る物・雑誌・かばん・教科書・・・・床のフローリングの色が見えなかった。
    ヤバイ!

     しかし、せっかく来て下さっているのに断る訳にもいくまい。
    息子にその事を告げ、二階の部屋に上がってもらう。

    ソワソワ、仕事が手に付かない。 何を話しているのだろう。
      
          ・
          ・  
          ・
     待つこと、30分余り。

    何か話ましたかと尋ねると、”いじめ”があったらしいです との返答。
    相手の名前は言わなかったが、いじめ られた と息子が言ったそうだ。

     エ、エッ・・!と、つい声が出たのを覚えている。
    なんで、また。

    クラスの子に、尋ねてみますと言い残し、帰られた。

     食事にも降りてこない。  妻が食卓の上に、ラップをかけた食事を置いている。
    親の目を盗んで、食卓上の冷めた食事を、僅かではあるが食べている。
    息子にとって幸いなことに、親の仕事場は別棟である。

     台所にあった小さいテレビは、姿を消している。
    自分の部屋で見ているらしい。

     家内が、様子を見、僅かな会話であるがしてくれている。
    が、理由については一切話してくれない。 未だ状況が分からない。

     親父の私が話すと、状況が分からぬまま息子を追い詰めそうで躊躇している。
    どうしたものか? 授業はどんどん進み、ついていけるのか・・・!
    不登校が続く!
      
          ・
          ・  
          ・

     考えれば考える程、悪いほうへ悪いほうへ頭が働く。
    イライラしてくる。
    担任以外、誰に相談できるのか・・・・?


    ・・・・・・・・ 新築したこの地は、私が生まれた所だ。
    両親の亡くなった実家から300メートル位の距離。  
     跡取りでもない自分が44歳でこの地に戻り、付き合いのある友人もいない。
    私自信、浦島太郎状態である。・・・・・・・・・・


     体裁が悪く、実家の兄達にも相談する気になれない

    自然と、家の中が暗くなってきている。 以前のような笑い声はない。
     
          ・
          ・  
          ・

     そんな状況下、担任の先生が来て下さったのは、二日後だった。
    開口一番「いじめなんて、陰湿ないじめなんてありませんでした。 ただ・・・」


     次回は、1994年5月-中学1年-不登校 ③-部活(クラブ活動)-へたくそ です。




    #002 不登校 ①-頭が痛い

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               136-バット
                  <ひきこもりの間に、こわれたバット>

    不登校 ①-頭が痛い (Jr.H)

     1994年5月初旬。 中学1年生。 入学から1ヶ月余り。
    中学から新天地となるべき所と、希望に満ちて通学していた。

     息子が小学校卒業まで、借家住まいであった。
    息子の中学入学に合わせて、隣町に転入して来た。
    新居は自分の部屋もあるということで、大変喜んでいたのである。

     五月の連休明け数日後の朝、頭痛を訴える。 
    風邪?・・せきはない。  熱?・・平熱。  医者?・・行かない。 ・・・・・・ 
     
    顧みるとここから始まっている。

     家内が、担任に電話を入れる。 
    「風邪ではないらしいのですが、頭が痛いと言いますので、今日は学校を休ませ・・・・」。

    一日中、ごろごろしていたのだと思う。 「寝てれば直るから・・・・・」、それだけの会話。

     翌朝。  昨日と同じパターンだ。
    家内が、担任に電話を入れる。 
    「まだ頭が痛いと言いますので、今日も学校を休ませ・・・・」。

     家内が部屋に行くと、「寝てれば直るから・・・・・」、その繰り返し。
    家の外に出るわけでもなく、部屋に閉じこもっていた

     三日目の朝も、中学に行く気配は無い。
    何かおかしい!。
    家内が、担任に電話いれることをためらい始める。 「なんて言おうか・・・・」。

     「あなた、電話して!」

    なんて言おうか・・・・。  五月病かな。 息子の部屋へ行く。
    コン コン、「入るぞ」・・  頭からフトンをかぶっている。

    「学校どうする?」  「・・・休む!」

     なにかあったのかと尋ねても、無言!・・・無言!
    先生に、今日も休むと言っとくぞ と言うと、「ん!」


     担任に、ありのままを話すしかない。

          ・
          ・
          ・
          ・

     自営をやってる我が家に、
    担任の男の先生がやってこられたのは、四日目の夕方だった。


     次回は、1994年5月-中学1年-不登校 ②-いじめ です。



    #001 不良-中学生・高校生-脱線回顧録-本日より発信

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               こわされたバット
                  <ひきこもりの間に、こわれたバット>

     初回は、不良-中学生・高校生回顧録 のご挨拶! (Jr.H)

     タイトル及びその説明分通り、今だから書ける回顧録。 本日より、発信いたします。

    これから反抗期を迎えるお子さんをもっておられる方、現在ひきこもりの真っ只中におられる方、知人が困っておられる方、その他・・諸々・・・。


     一個人の、独断と偏見に満ちた葛藤の日々の出来事ですが、参考になれば幸いです。


    「お前たちは(この息子は次男です)、この親父の元で修行する為に、この世に生まれて来たんだ。 親父が苦労したこと、経験したこと、みんな教えておく。 それ以外のことで苦労しろ。
     親から盗める知識は、大いに盗め!」と偉そうなことを言っておきながら、結局、息子に勉強させられました。

     結果からみれば、「俺が起こした事件に、親父がどの様に対処するのか!」  親父 手本を見せろ、しっかりしろ頑張れ、早く一人前の親父になれと、育ててくれた様な気がします。


     現在、その不良-中学生・高校生だった息子は、27歳になりました。
    親元を離れ、デザイン会社に就職し頑張っております。 可愛い彼女も連れて着ました。

     身長170cm位・スリム、ホストの世界でも外見は通用するかな、イケメンに属するかなといった風貌。(またまた、親ばかぶり)  といった主人公の人物像を想像し読んで頂きたい。


     人に言われるより先に、挨拶をしてくれます。  「墓参りに来た」と、予期せぬ時に帰って来ることもあります。 それも新幹線で1時間余りのところを、3~4時間かけて電車(どんこう)で。
     
     先だって、妻が風邪を引いたのを知ったその息子は、「お母さん、大丈夫?」と毎晩電話をくれました。  優しさを爽やかに表に出します(褒めすぎかな)。  真面目な友達が多いです。


     そんな息子が、中学1年の4月下旬より、おかしくなりました。   ここからが、葛藤の日々の始まりです。

     中学・高校・社会人・・・脱線イケメン息子の10年余りに及ぶ人生ドラマ。

    万引き・不登校・ひきこもり・バイクで角刈り頭のそのスジの人の車に激突・パトカーより逃走・殴り合いで左目つぶれてご帰還・朝方息子の部屋より女の子逃走・エッチビデオに消えた10ヶ月分の深夜のバイト料・喫煙で家庭謹慎-親も書いた反省文・・・・・等々・・・一冊、本が出来ます。


     過去の事ゆえ、月日と出来事が一致せぬ(月日が不明)の場合もあります。

     次回は、1994年5月-中学1年-不登校 ①-頭が痛い です。




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